2020年11月アップデートしました。

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欧州ではコロナウイルス第2波、3波の感染が再拡大し心配な状況です。一年延期となったEUROが無事開催されることを願うばかり。熱戦、好ゲーム続きだった予選プレーオフを目の当たりにすると、フットボールの魅力の一つ、観衆の大声援が聞こえてこないのは寂しい限りです。来年6月にはかつての日常と歓声が戻ってくることを期待して待ちたいところです。
新たに入手したチャンピオンズカップ1965-66・準決勝(2nd-Leg)マンチェスター・ユナイテッド対パルチザン・ベオグラード戦のダイジェスト版映像。この試合1-0と勝利したマンチェスター・ユナイテッドですが、トータル・アグリゲートで敗退となってしまったゲームで唯一のゴールをあげたのが、先日亡くなったノビー・スタイルズ。同1966年、地元開催でのワールドカップ優勝メンバーでもあったスタイルズは、華麗さはないものの、試合終了までファイトする英国人好みのプレーヤーでした。中盤の汗かき役(いま風で言うとボランチかな)、ボビー・チャールトンを中盤で支える役目がクローズアップされていましたが、しばしば攻撃に参加し、貴重なゴールも多くあげました。合掌。

昨年盛り上がりを見せたラグビーワールドカップに触発されてか、サッカー・ラグビーの起源、特に分かれていったあたりのルーツを探りたくなり、関連書籍を読みあさりました。ハッキリと手を使わないルールが定められたのはアソシエーション式フットボールが確立されたころ、アソシエーション(協会・FA)に属すことに反対したラグビー校を中心にラグビーフットボールと分かれたあたりが分岐点のようです。もう少し、アソシエーション式確立の前後を掘り下げたかったのですが、これより細部を知ろうと思えば英語文献あたりを読まないと駄目なのかな、、、。ちなみに、ラグビー校のエリス少年がボール手で持ったというハッキリとした資料はないようで、後のルーツ調査の際、当時を知る関係者から、多分、、、みたいな話のようです。
(サッカーの試合中にエリス少年が手を使ったことがラグビー起源という話は完全な誤りですね。)
フットボールという名がついているものの、もとよりボールを手で抱えていたことやオフサイドライン=ボールの位置から考えると、原型のモブ・フットボールはラグビーの方が近いのでは?と個人的には解釈しています。そうなると、余計に現在のサッカー式オフサイドラインの制定、なぜ手を使わなくしたのか?あたりを知りたくなりました。読んだ書は左から「フットボールの社会史」(岩波新書。F.P.マグーン, Jr.著/忍足欣四郎.訳)、「フットボールの文化史」(ちくま新書。山本浩.著)、「[補強]オフサイドはなぜ反則か」(平凡社。中村敏雄.著)、いずれもルーツ探求にはもってこい、時間があるときにじっくり読み返したい好著です。「フットボールの文化史」の著者・山本浩さんは元・NHKアナウンサーとは同姓同名の別人です。

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