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- 2021.03.08
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戦術論が嫌い?
最近調子に乗っているかも知れない。知人から、文章が語り(エッセイ調)になり、偉そうだと指摘された。過去の文章を読み返すと確かにその通りだ。でも個人サイトなんだからそれで良いじゃないかと開き直ることにして、思いの丈を記載することにした。
先日、その知人から将来的(近未来的?)な戦術、フォーメーションのトレンドについての意見・感想を求められた。ハッキリ言って戦術論、フォーメーション論を聞かされるとウンザリする。 お酒がマズくなる。TVでサッカー見るときに、一体何人の人がグラウディオラやビエルサ目線でサッカーを見るのだろうか。70年代、80年代を青春時代を過ごしてきた我々一般人たちからすると、TVから見える事が全てであり、サッカー指導者でも無い限り、(イタリア人張りの)それ以上の動きの連動や創造性の議論はなかった。それが、論者や(通気取りの)ネット民により戦術論評やフォーメーション、スタメンや選手起用まで自由に論じ、監督采配批判までに至っている。 確かに、サッカーを楽しむ一面として戦術・フォーメーションを“ある程度”かじっていれば、楽しみは倍増すると思う。しかし、プレイするのは選手であり、設計図通りの理解力・技術力のない選手やチームであれば図面は無意味だと思うし、戦術ありきで戦っている残念チーム(クラブ)を見ていると没個性よろしく悲しささえ感じてしまう。勿論、サッカー指導者でもない私に今後の戦術トレンドを聞くなんてどうかしている。サッカー(スポーツ)なんて、見ていて楽しくて興奮する、ワクワクするだけで良いのではないだろか。1950年代のマジャール人を見たときに一体何人がWMフォーメーションにショックを受けたのだろう?1974年にオランダ人を見たときに一体何人がトータルフットボール(ローテンションフットボール)にショッキングを受けたのだろうか?絶対に違うと思う。プスカシュやコチシュ、チボールのプレーに驚嘆、感心しただけ、クライフやハネヘムの個人技、ニースケンス、ヤンセン、レンセンブリンクの強烈プレスに衝撃を受けただけではないだろうか。当時からユーロヴィジョンが発達し、目の肥えた欧州ファン以外は、チームに上手い選手がいる、見ていて楽しい、それが全てだったような気がする。昔は江川や原を素人扱いするオジサンが回りにたくさんいたが、サッカーもこういうオジサン達に評価されながらレベルアップしていくのだろうか。私はルヌス・ミケルス、エルンスト・ハッペル、ヘネス・バイスバイラー、レイモン・ゲタルス、ミゲル・ムニョスなど優勝請負人の戦術を大して知らない。
オランダ代表の記録集「Oranje Toen En Nu」の第8集は次回以降に紹介します。お楽しみに。今回はトータルフットボールの重要人物、ヨハン・ニースケンスの記録写真集の紹介。デラックス版は直筆サインに入れで15,000円。マニアには安い?
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