2022年1月アップデートしました

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自宅のPC作業中にBGMで流しているiTunesのオートシャッフルで、久しぶりにピンク・フロイドの「フィアレス/Fearless」(アルバム『おせっかい』に収録)が流れてきた。曲の後半部にはアンフィールドのKOPが歌い、今や世界中のサッカースタジアムでも聞かれる「You’ll Never Walk Alone」が収録されているのは、オールドサッカーファンなら知っている方も多いのではないだろうか。アルバムは1971年の秋口のリリースだから、録音されたのは1969-70シーズンあたりか?はロジャー・ウォーターズに聞かなければ分からないが、いずれにしても50年以上経った今でも、KOPたちは寸分違わぬド迫力のメロディをスタジアムにこだま(Echoes)させて、最高の雰囲気を醸し出してくれる。伝統が脈々として受け継がれていくイングランドフットボールの古き良き伝統であり、真骨頂だ。
余談だが、デイヴ・クラーク・ファイヴの「Live In The Sky」では、1966年ワールドカップ決勝ウェンブリーでの大歓声・イングランドコールが収録されているので、ブリティッシュ贔屓には是非聴いてみて頂きたい。

日本サッカーの某レジェンド選手の去就が巷で物議を醸し出している。
選手としては明らかにピークを過ぎており、当然だがプレー面に関しては否定的な意見が圧倒的に多い反面、ビジネスを考えた場合「あり」ではないかという肯定的な意見も散見される。
私はクラブ関係者でも何でもないので、収入面での効果、収支的なバランスシート、プラス要素の見込みはどの程度なのか知るよしもない。しかし、長いスパンでのクラブの運営、成長を考えた場合、(特にスター選手の)在籍期間などはクラブの歴史から考えたらほんの一瞬でしかない。引き際を決めるのは選手個人の自由なのでいつでも構わないと思うが、短いスパンでのフィーバーは果たしてクラブに何をもたらすのか。

年末にNHK-BSで再放送された鹿島アントラーズのドキュメンタリー「“砂漠”の町に奇跡を」は良い番組だった。(初回は5月頃の放送かな?)
このJリーグを創生期から支えてきた強豪チームは、ジーコの存在はもちろん大きいだろうが、決して一人の存在では成り立たない、長いスパンでのクラブ運営、サッカーを地域に根付かせる(愛される)というJリーグの理念、世界スタンダードを実践し成功させている。クラブの歴史が脈々と続けば、いずれは、代々受け継がれたKOPだというサポーターやマンチェスター・ユナイテッドの7番のような伝統が生まれてくるかも知れない。果たして、レジェンド獲得に乗り出すチームは、50年後でもサポーター達が歌う寸分違わぬ同じ曲がスタジアムでエコーしているだろうか。

「(個人技に特化すれば)私は何人もの選手を抜き去ることが出来るが、そんなことはしない。なぜなら、ファンは勝つチームを見たいのであって、勝負に影響をしないスタンドプレーをする選手、負けるチームのチケットなんて誰も買わないからさ」ヨハン・クライフ現役時代のインタビューでの発言だ。
ファンはスリリングなゲーム、真剣勝負のプレーを純粋に見たいのだと思う。

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