2022年12月アップデートしました
- 2022.12.01
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開催そのものの賛否が渦巻く中、史上初、中東カタールでのワールドカップが開幕した。
本稿を書いている時点ではグループステージ第3戦がスタートして、生き残ったチーム、帰国の途につくチームが出始めている段階だ。
日本は歴史的なドイツ戦勝利後、コスタリカに敗戦し、グループ最強であろうスペインとの一戦を残している状態であるが、果たして結果は如何に。
それにしても、こんなに個人的な気持ちが盛り上がっていないワールドカップは初めてだ。
大会準備が始まった段階から指摘されていた労働者の劣悪な環境、開催時期の問題、多様性許容云々の問題、自分自身の年齢によるものなど、最大要因は何なのか自分でもハッキリとしない。
サッカーの世界では、かつて欧州、南米以外はいわゆる”第三世界”と呼ばれていた。
その第三世界で初の開催(**)となったのが炎天下地獄だった1994年アメリカ大会、レフェリング面など未だにミソがついたとされる2002年の日韓大会。そして、今回の中東カタールである。
欧州・南米至上主義者ではないが、やはり、第三世界での大会は色々な意味でのハプニングが多く、純粋にサッカーの競技以外の問題で興をそがれることが多く感じるのは私だけだろうか。
政治情勢不安などがささやかれ、大会の開催が危ぶまれた大会は過去にもある。
1978年のアルゼンチンや1982年のスペインがまさにその状態で、特にアルゼンチン大会は軍事政権下での開催、南半球で真冬だったため相当な批判を浴びたが、終わってみれば大会自体は無事に終了した。私自身も決勝をテレビ(NHK)で初めて見た大会だったこともあり、あの紙吹雪が舞うモヌメンタルは忘れることが出来ない鮮烈な思い出だ。
しかし、ここにきて、興をそがれる大きな原因の一つが、FIFAの金満主義、現会長や前会長のコントばりの発言(馬鹿なのか?)とVAR判定であることが少し分かってきた。
どちらも会議室、あるいはモニター室でサッカーを食い物にしている輩という点と、たいしてサッカーを知らないスーツ組という共通点があることに気付いた方も相当数いると思う。
さながら試合開始前にVARモニター室を映す映像は、ダメ会社幹部連中が一日会議のために朝から会議室にスタンバっている姿を連想し滑稽ですらある。(そんなに人数必要か?)
第三世界で唯一、ワールドカップを成功させることができる国は、ひいき目無しでも日本だけだと思う。もちろん、単独開催が前提条件だが、二度の夏冬オリンピック開催、一度のワールドカップ開催経験やビジターへの待遇、人種差別、インフラ、治安から考えても、むしろ欧州、南米よりも良い。
いやちょっと待てよ、そういえば東京五輪のカネの問題はひどかったし、現に某ドンとやらは御用になったばかりだった。。。やはり、最後に選手のドリブルの足を引っ張るのは金の亡者、スーツ組達ではないだろうか。
**1970と1986年のメキシコも欧州・南米ではないが、サッカーがナショナルスポーツで、且つスペインの影響もあることから、第三世界とはカウントされていない風潮がある。
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